作家の王谷晶(おうたにあきら)さんは、2025年7月にミステリーの本場・イギリスの名誉ある賞「ダガー賞」を日本人で初めて受賞されました。
現在、イギリスでは日本の小説が空前の大ブーム!
そんな中で、王谷晶さんが2020年に発表した「ババヤガの夜」の受賞は本当に凄いことなんです。
今回は、王谷晶さんの経歴や本名などのプロフィールに注目しました。
【この記事で分かること】
王谷晶さんの経歴や年齢など人物像が分かる基本プロフィール
最後までぜひご覧ください。
王谷晶の本名などwikiプロフ!
【ダガー賞】
— 半世紀書店員 (@tetsuyainoue) July 3, 2025
㊗️ 翻訳部門!
王谷晶さん、ご受賞、誠におめでとうございます😊
(『ババヤガの夜』河出文庫)https://t.co/8CUZTYpDdO#半世紀書店員 https://t.co/Ql2qWIFe5J pic.twitter.com/nIz7kzeyl6
王谷晶さんの本名などのプロフィールを見ていきます。
・名前:王谷晶(おうたにあきら)
・生年:1891年
・出身地:東京都
・性別:女性
・作家ジャンル:ミステリー、エッセイ、現代小説、LGBTQ+など
王谷晶という名前は、ペンネームでもあり本名です。
王谷晶さんについて「性別は?」と疑問を抱く方がいますが、性別は女性であり、レズビアンを公表されています。
中学生の頃から少しずつ自覚が出てきたようで、LGBTQ+の当事者としての生き方をテーマにしたエッセイは、その視点が斬新に自然に描かれています。
当事者の方からは「救われた」「言語化してくれたおかげで生きやすくなった」など高い支持を集めています。
王谷晶の経歴は?

王谷晶さんの経歴を見ていきます。
2012年にノベライズ作品「猛獣使いと王子様」でデビューし、その後はミステリーや現代小説を中心に数々の作品を手掛けています。
・2012年:猛獣使いと王子様 金色の笛と緑の炎
・2015年:あやかしリストランテ 奇妙な客人のためのアラカルト
・2018年:完璧じゃない、あたしたち /ニューロマンサー
・2019年:どうせカラダが目当てでしょ
・2020年:ババヤガの夜
・2023年:40歳を過ぎたけど大人になりたい
・2024年:君色の季節へ…… など
2024年「君色の季節へ……」は当時の経験が生きている作品で、全体的にゲームらしさが存分に発揮されているユニークな内容になっています。

ゲームブックスタイルです

「40歳を過ぎたけど大人になりたい」は年齢に内面が追いついていない戸惑いがとても共感できます
もともとはゲームのシナリオライターとして活躍されていました。
過去には「明治東亰恋伽 トワヰライト・キス」などの作品があります。
幼少期~作家になるまで

王谷晶さんのご両親は、王谷晶さんが誕生されるまで都内の大塚で書店を経営されていました。
その後、東京から栃木へ引っ越しされています。
11歳頃からオタクとして過ごしたと自称する王谷晶さんは、趣味が読書でサブカルへの造詣が深い方です。
「字が読めるようになるのが異常に早かった」という王谷晶さんは、小学校に進学する前には、サンテグジュペリの人気作「星の王子さま」を自分で読んでいたのだとか!
面白いですがボリューミがあるので、それを6歳くらいの子が読むなんて凄いですよね。
小学生の頃は不登校を経験しており、ずっと読書にふけっておられたそうです。
高校卒業後に上京されるものの、20代ではうつ病になるなど、様々な経験をされています。
作家人生スタート
王谷晶さんは「このままじゃいけない」と決意し、30歳のときに雑誌の編集者に営業をかけています。
そのことがきっかけで、当時のブームだった携帯ゲームのシナリオライターの仕事が作家人生のスタート。

飲み会などのコミュニケーションを大切にされていたようです
乙女ゲーやソシャゲなど、あらゆるジャンルのシナリオを執筆していきます。
王谷晶さんは短文が得意なようで、紙からWEBへの時代の変化に見事にハマっていきます。
2018年の「完璧じゃない、あたしたち」では、女性が主人公の短編集を執筆し、各世代の女性から大きな共感を呼びました。
「ババヤガの夜」でダガー賞を受賞
王谷晶さん著『ババヤガの夜』(河出書房新社)文庫化。
— CAVA BOOKS(サヴァ・ブックス) (@cavabooks) June 5, 2023
暴力を唯一の趣味とする新道依子は、関東有数規模の暴力団・内樹會会長の一人娘の護衛を任される――。血と暴力の傑作シスター・バイオレンスアクション。
今月刊行の新刊『君の六月は凍る』(朝日新聞出版)も楽しみです。 pic.twitter.com/3pExpAZSuI
2020年に発表した「ダダヤガの夜」が、2025年にイギリスの名誉ある賞・ダガー賞を受賞しています。
この本は日本文学翻訳家のサム・ベットさんが翻訳され、2024年に英語版が発売されていました。
「(昔は)賞への投稿をあまりしたことがない」という王谷晶さんですが、2024年4月にダガー賞にノミネートされてから行方が注目されていました。
ダガー賞は過去に、東野圭吾さんや伊坂幸太郎さん、横山秀夫さんなどがノミネートされています。
今回の受賞は、日本人初・アジア人として2人目の受賞は大変な名誉です。
さいごに
作家・王谷晶さんの経歴などを詳しく見てまいりました!
【この記事で分かったこと】
王谷晶さんは本名で活動しており経歴は30歳から作家のキャリアがスタートされている
最後までご覧いただきありがとうございました!



