2025年5月、自民党の小泉進次郎さんが農水省大臣に任命されたことで発言などに注目が集まっています。
お父さん・小泉純一郎さん譲りの政治手腕と爽やかなビジュアルですよね。
今回は、通称「進次郎構文」をまとめてみました。
【この記事で分かること】
・進次郎構文の一覧まとめ
・進次郎構文が誕生したきっかけ
ネットで「進次郎構文」と言われているものには、一般の方が「大喜利」として作成したデマも数多く含まれています。
本人発言か否かも調査しました。
最後までぜひご覧ください。
- 小泉進次郎構文とは?
- 小泉進次郎構文の一覧
- 進次郎構文1.毎日でも食べているというわけではない
- 進次郎構文2.スピードが大切、でも、ゆっくりすることも大切
- 進次郎構文3.30年後の自分は何歳かな
- 進次郎構文4.水筒を使っていたけど水筒を使っていなかった
- 進次郎構文5.調査では増えているから増えたかどうか調査する
- 進次郎構文6.エンドレスおっしゃる通り
- 進次郎構文7.自由があるのが自由民主党 自由がないのが民主党
- 進次郎構文8.クリスマスが近づくと、街がクリスマスっぽくなる
- 進次郎構文9.30年後の未来は30年経つとやってくる
- 進次郎構文10.お金をかけないと課金できない
- 進次郎構文11.このトースト、パンの味がする【デマ】
- 進次郎構文12.これがPCですか~、うちのパソコンに似てますね【デマ】
- 進次郎構文13.辞任するとは言ったが辞任するとは言っていない【デマ】
- 進次郎構文14.忘れている時って不思議と覚えてないんですよね【デマ】
- 進次郎構文15.嘘を嘘と見抜けない人ってね、嘘を見抜けないんですよ【デマ】
- 進次郎構文16.おや、足を前に出すと一歩進むぞ【デマ】
- 進次郎構文17.この赤ちゃん、まだ赤ん坊なんですよ【デマ】
- 進次郎構文18.明日から三連休なんですね。つまり三日間の連休、これはすごい【デマ】
- 進次郎構文19.私の父は小泉純一郎です。意外にこれ知られていない【デマ】
- 進次郎構文20.夜景を見るなら、断然夜をオススメしますよ【デマ】
- 進次郎構文21.誠実に答えないなんて、不誠実ですよ【デマ】
- 進次郎構文が生まれたきっかけ
- さいごに
小泉進次郎構文とは?
クランツに入部した小泉進次郎
— 【公認】同志社リーダークランツ 男声合唱団 (@1933kranz) May 21, 2025
「歌を歌ったことがあります」 pic.twitter.com/fxUyMj1LKu
小泉進次郎さんの発言内容が、たびたび「進次郎構文」「名言/迷言」として話題になります。
そもそも進次郎構文とは何かというと次の通りです。
【進次郎構文】
小泉進次郎さんが発言する内容で「同じフレーズや単語を繰り返している」独特の言い回しが目立つもののこと
「進次郎構文」はもはや政治に関心が薄い層も取り込むほど話題となっており、しばしば「大喜利大会」が開かれるほどです。

米って田んぼでできるんですよ

必要であれば嘘も必要だ
「頭痛が痛い」のように繰り返し同じ内容を発言する手法は「重言」と言います。
【重言(じゅうげん)】
文のニュアンスを強調したり、言葉を柔らかくするために用いられる。文法的には誤りだが印象付けるために敢えて使われる場合がある・
手法として確立されたものではありますが小泉進次郎さんの場合は狙っている訳ではなく、真剣さが溢れ出ているという印象です。
「進次郎構文」の他に名言やポエムも繰り出されます。
世襲議員でイケメンということも相まって進次郎さんの注目度の高さを見せつけられますね。
小泉進次郎さんはPodcastをされていて、トーク力があり非常に話術が巧みです。
「政治は無関心でいられても、無関係ではいられない」そんな思いを少しでも多くの方に届けたくて、ポッドキャストを始めました。
— 小泉進次郎 (@shinjirokoiz) May 15, 2025
音声というかたちで肩肘張らずに、リラックスして、政治について、タイムリーな話題や基本的なことを分かりやすく伝えていきます。… pic.twitter.com/bznYWIhcDy

支持者はもちろん、政治を知らない人へ情報を届けるのがとてもお上手です
当たり前だが面白いと評判の進次郎構文や名言には、一体どんなものがあるのか詳しく見ていきます。
調べていると、本当に進次郎さんが発言したモノ以外も含まれていたので、合わせてご紹介します。
小泉進次郎構文の一覧

まずは、過去に生み出された進次郎構文を見ていきます。
先ほど述べたように、進次郎構文では「繰り返して強調」する特徴があります。
・進次郎構文1.毎日でも食べているというわけではない
・進次郎構文2.スピードが大切、でも、ゆっくりすることも大切
・進次郎構文3.30年後の自分は何歳かな
・進次郎構文4.水筒を使っていたけど水筒を使っていなかった
・進次郎構文5.調査では増えているから増えたかどうか調査する
・進次郎構文6.エンドレスおっしゃる通り
・進次郎構文7.自由があるのが自由民主党 自由がないのが民主党
・進次郎構文8.クリスマスが近づくと、街がクリスマスっぽくなる
・進次郎構文9.30年後の未来は30年経つとやってくる
・進次郎構文10.お金をかけないと課金できない
・進次郎構文11.このトースト、パンの味がする【デマ】
・進次郎構文12.これがPCですか~、うちのパソコンに似てますね【デマ】
・進次郎構文13.辞任するとは言ったが辞任するとは言っていない【デマ】
・進次郎構文14.忘れている時って不思議と覚えてないんですよね【デマ】
・進次郎構文15.嘘を嘘と見抜けない人ってね、嘘を見抜けないんですよ【デマ】
・進次郎構文16.おや、足を前に出すと一歩進むぞ【デマ】
・進次郎構文17.この赤ちゃん、まだ赤ん坊なんですよ【デマ】
・進次郎構文18.明日から三連休なんですね。つまり三日間の連休、これはすごい【デマ】
・進次郎構文19.私の父は小泉純一郎です。意外にこれ知られていない【デマ】
・進次郎構文20.夜景を見るなら、断然夜をオススメしますよ【デマ】
・進次郎構文21.誠実に答えないなんて、不誠実ですよ【デマ】
一見するとただの繰り返しのように見えても、進次郎さんがおっしゃると説得力が生まれるので不思議です。

記憶に残りやすいですよね
ここからは、実際に発言された年や背景が分かるものについては補足を加え、1つ1つ詳しく見ていきます!
進次郎構文1.毎日でも食べているというわけではない
毎日でも食べたいということは、毎日でも食べているというわけではない。
これは2019年に披露された構文です。
ステーキは毎日でも食べたい(くらい美味しい)は、願望があるということは毎日は食べられていないの意となります。
進次郎構文2.スピードが大切、でも、ゆっくりすることも大切
早くするにはスピードが大切です、でも、ゆっくりすることも大切なんです。
スピード感は大切だけど、ゆっくり着実に取り組むことは大切という趣旨の発言です。
おっしゃりたいことはすごく分かりますよね。
早さばかり求めていると足元を掬われるため注意していかねばならないという注意喚起となっていました。
進次郎構文3.30年後の自分は何歳かな
#小泉進次郎 氏
— 🌈ラナンキュラス(川上 真二) (@Lanikaikailua) August 16, 2024
「私の中で30年後ということを考えた時に、30年後の自分は何歳かなとあの発災直後から考えていました」
🤣🤣🤣 pic.twitter.com/yEwrcfNXrp
私の中で30年後を考えたときに30年後の自分は何歳かなとあの震災直後から考えていました。
2019年の発言です。
福島県内の汚染土壌除去の最終処分について述べていた際の内容となります。
2011年に発生した東日本大震災の影響で現在も大変な思いをされている方が多い中、中身の無い発言で炎上しました。
進次郎構文4.水筒を使っていたけど水筒を使っていなかった
野球部員だった私は水筒を使っていたけど、環境配慮の観点で水筒を使っていなかった。
2021年の発言です。
「自身が15歳の頃はここまでひどくなかった」として地球温暖化やゴミ問題をを憂いている気持ちを述べていた流れでした。
これは誤解しやすいのですが「便利だから水筒を使っていただけで環境を考えていたわけではない」という意味があります。
構文だけ見ると「使っていた」「使っていなかった」が混在することから混乱を招いていました。
進次郎構文5.調査では増えているから増えたかどうか調査する
調査では増えているから増えたかどうか調査する
これは混乱します。
「増えている」という結果を得られた「調査」は一体何だったのか?問いかけたくなる構文です。
進次郎構文6.エンドレスおっしゃる通り
エンドレスおっしゃる通り
2020年の発言で、国会の質疑応答の歳に「おっしゃる通り」が多用されたことが発端です。
「コロナ対策より後援会を優先したのか?」など際どい質問が繰り出される中、相手の発言内容を受け止めるタイミングで発言されていました。
言葉としては成り立っていますがあまりにも連続して多用されたことから、疑問を抱いた方が多かったようです。
進次郎構文7.自由があるのが自由民主党 自由がないのが民主党

自由があるのが自由民主党 自由がないのが民主党
小泉進次郎さん自身は自由民主党所属です。
「民主党」は2016年まで用いられた党名で、維新の党や希望の党との合流があり現在では「立憲民主党」「国民民主党」とカタチを変えています。
なかなかキレのある発言なだけに、当時聞いていた自民党員は内心ヒヤヒヤだったのではないでしょうか?
進次郎構文8.クリスマスが近づくと、街がクリスマスっぽくなる
クリスマスが近づくと、街がクリスマスっぽくなりますよね
言いたいことがスゴく分かる構文です。
「クリスマス」のところを「お正月」「ひな祭り」「ハロウィン」何に置き換えても共感する方は多いでしょう。
「行事名」と「雰囲気」で使い分けている感がありますね。
進次郎構文9.30年後の未来は30年経つとやってくる
30年後の未来は、今から30年経つとやってくるんです
これは先ほど取り上げた「構文4. 30年後の自分は何歳かな」と同じ流れでの発言です。
未来について述べている一見すると輝かしい発言ですが、後半はやはり「当たり前」の内容が盛り込まれています。
これぞ進次郎構文の真髄と言えます。
進次郎構文10.お金をかけないと課金できない

課金するにはお金がかかります。でも、お金をかけないと課金できないんです
これは「課金したいけどお金が無いと出来ない」ということを言いたかったはずです。
「課金そのものをしたい」という意味ではないはず…
進次郎構文11.このトースト、パンの味がする【デマ】
このトースト、パンの味がする
これは進次郎構文として浸透していますが、実は進次郎さんの発言ではありません。
SNSで開催された大喜利で、一般の方が回答したボケの1つがいつの間にか進次郎構文の元ネタとして広まっていました。
進次郎構文12.これがPCですか~、うちのパソコンに似てますね【デマ】
これがPCですか~、うちのパソコンに似てますね
これは、先ほどのトーストの話と同様に進次郎さん自身の発言ではありません。
進次郎構文13.辞任するとは言ったが辞任するとは言っていない【デマ】

辞任するとは言ったが、辞任するとは言っていない
こちらもデマです。
こうして見ると結構デマが多く、皮肉が過ぎている印象がありますよね。
進次郎構文14.忘れている時って不思議と覚えてないんですよね【デマ】
忘れている時って不思議と覚えてないんですよね。
こちらもデマです。
進次郎構文15.嘘を嘘と見抜けない人ってね、嘘を見抜けないんですよ【デマ】

嘘を嘘と見抜けない人ってね、嘘を見抜けないんですよ
これは、進次郎構文ではなく西村博之さんの言葉です。
そもそも知っている方も多いのではないでしょうか?
西村博之さんといえば「ひろゆき」として親しまれ、2ちゃんねるの創設者としても有名です。
ネットの世界の有名人であるひろゆきさんが初めて表に出てきた時の言葉だったので、記憶に残っている方も多いです。
進次郎構文16.おや、足を前に出すと一歩進むぞ【デマ】
おや、足を前に出すと一歩進むぞ
こちらはデマです。
ほんとデマ多いですね…ネタと本人発言と区別する必要があると思います。
進次郎構文17.この赤ちゃん、まだ赤ん坊なんですよ【デマ】

この赤ちゃん、まだ赤ん坊なんですよ
デマです。
進次郎構文18.明日から三連休なんですね。つまり三日間の連休、これはすごい【デマ】
明日から三連休なんですね。つまり三日間の連休、これはすごいことですよ
進次郎さんのInstagramで「三連休の公務は~」などというポストは見られるものの「つまり3日間の連休」といった発言は調べた限り見つかりませんでした。
進次郎構文19.私の父は小泉純一郎です。意外にこれ知られていない【デマ】

私の父は小泉純一郎です。意外にこれ知られていない
これも根拠が見つけられませんでした。
おそらく予想では「プラスチックの原料が石油だと意外と知られていない」の際の大喜利ではないか?と思われます。
進次郎構文20.夜景を見るなら、断然夜をオススメしますよ【デマ】
夜景を見るなら、断然夜をオススメしますよ
デマです。
進次郎構文21.誠実に答えないなんて、不誠実ですよ【デマ】

誠実に答えないなんて、不誠実ですよ
こちらも根拠が見当たりませんでした。
進次郎構文が生まれたきっかけ

進次郎構文が誕生したきっかけは、環境省大臣だった2019年9月に行われた国連サミットでの発言です。
「今のままではいけないと思います。 だからこそ、日本は今のままではいけないと思っています」
今の日本の状況を見て憂いていた小泉進次郎さんでしたが「だから」前後で同じことを繰り返しているだけで文の後半で対応策が述べられなかったことが始まりです。
2025年5月に農水省大臣に就任されてからも大喜利は活発に行われています。

米が足りないということは、米が足りていないということなんです

1ヶ月ぶり、いや、30日ぶりですか?
しかし「進次郎構文と言って騒いでいる場合じゃない」「太陽光パネルの時のように日本の農業をどうするつもりだ」など、着実にキャリアアップしている政治家としての仕事を見ている人も少なくありません。

父の純一郎さんの郵政民営化のような法案が出てしまうのでしょうか…
さいごに
小泉進次郎さんの進次郎構文を詳しく見てまいりました。
【この記事で分かったこと】
・どれも当たり前だが伝え方がユニークで印象に残る
・政治に真剣な証拠
最後までご覧いただきありがとうございました!
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